大家検定テキストの内容
2009年5月29日 登録 | 個別ページ
資格のステップアップで、賃貸経営のプロとしての知識を段階的に学び、さらなる活躍の場を広げます。
「賃貸経営実務検定2級テキスト」(通称大家検定)の内容
【Ⅰ総論】
1.コンサルティング活動とコンプライアンス(法令遵守)(1)賃貸経営実務者検定と倫理
①賃貸経営実務者検定とは
②級別資格とマスター認定の違い
③賃貸経営コンサルティングと賃貸経営コンサルティング技能士
④賃貸経営コンサルティング技能士に必要な意識とスキル
⑤J-REC会員に求められる倫理
⑥J-REC会員に求められる職業倫理
(2)関係業法の遵守
①建築基準法の遵守
②条例の遵守
(3)業界への理解
2.社会経済の変化と今後の賃貸経営
(1)人口動向と需給予測
(2)入居者対象者の多様化と需要予測
①高齢者の人口動態
②外国人の人口動態
③留学生数の推移(各年5月1日現在)
④留学生30万人計画
⑤移民1000万人計画
⑥離婚率の増加
⑦婚姻・離婚件数と離婚率の年次推移
(3)景気と投資の関係
(4)時代と共に変化する賃貸経営
3.不動産投資のメリットとデメリット
(1)投機と投資
(2)キャピタルゲインとインカムゲイン
(3)不動産投資と金融商品の違い
(4)不動産のメリット
①レバレッジを効かせられる!
②直接動かなくても、お金が入ってくる!
③節税効果を得ながら試算を運用できる
④万が一の際の生命保険
⑤年金代わりに
⑥相続対策に
⑦インフレヘッジにも繋がる!
(5)不動産のデメリット
①空室リスク
②家賃下落リスク
③金利上昇リスク
④地震・火災などのリスク
⑤老朽化のリスク
⑥管理上のリスク
⑦不動産価格の低迷リスク
⑧低換金性のリスク
(6)不動産投資を成功させる4要素
4.ライフプランニングと不動産
(1)ライフプランニング
①何のための投資家を考える
②ライフプランニングのプロセスについて
【Ⅱ不動産投資】
1.不動産関連法規の理解(1)区分所有法
①区分所有法とは?
②専有部分とは
③共用部分
④敷地利用権と分離処分の禁止
⑤区分所有建物の管理
(2)宅地建物取引業法
①宅地建物取引業法上の「宅地」「建物」
②宅地建物取引業とは?
③「業」に当たる例
④「業」に当たらない例
⑤宅地建物取引業の免許権者
⑥宅地建物取引業の免許番号の見方
⑦宅地建物取引主任者
⑧媒介契約
⑨報酬限度額
(3)都市計画法
①都市計画区域とは?
②地域地区
③開発許可制度
④開発許可の基準
⑤用途地域の種類
⑥用途地域内の建築物の用途制限
⑦防火地域・準防火地域内の建築物の構造制限
⑧道路関係による制限
⑨建ペイ率
⑩容積率
【Ⅲ税務】
1.不動産の税務に関する実務知識の習得(1)減価償却の仕組みを理解する
①減価償却とは?
(2)不動産投資に特有の数字のトリックを知る
①借り家金の返済方式には2種類ある
②これがデッドクロスの正体だ!
(3)税金対策が必要になる本当の理由
2.その他の税務コンサルティング
(1)青色色申告とそのメリット
①初年度の赤字を3年度まで繰り延べることができる
(法人の場合は7年まで)
②青色申告特別控除が受けられる。控除額は条件によって2種類ある
③青色事業専従者給与を必要経費に算入できる
(2)法人化とそのメリット
①法人化のメリットとはどんなものなのか?
②法人化の方法~アパマンを法人に売却する~
③法人化の方法~管理委託方式~
④法人化の方法~一括借上方式~
⑤法人化のメリット
⑥大家さんでも小規模企業共済制度が利用できる
【Ⅳファイナンス】
(1)金融機関の種類と特徴①政府系金融機関の種類と融資可能エリア
②民間の金融機関の種類と融資可能エリア
③その他の金融機関と融資可能エリア
④金融機関ごとの返済年数
(2)融資の種類
①住宅ローン
②アパートローン
③事業ローン(プロパーローン)
(3)融資可能になる収益評価の条件
①融資可能な収益評価の基本
(4)融資可能になる2つの条件と条件に満たない場合の対処法
①担保評価の目安
②収益評価
(5)元利均等返済方式と元金均等返済方式
①元利均等返済
②元金均等返済
③返済方式とデットクロスの関係について
(6)変動金利と固定金利
①変動金利のメリットとデメリット
②固定金利のメリットとデメリット
③景気局面ごとの借入選択方式の基本
④固定金利選択型変動金利
⑤固定金利選択型変動金利のメリットとデメリット
⑥変動金利、固定金利の最新動向の把握
【Ⅴ賃貸経営運営】
1.満室経営維持に必要な管理実務知識の習得
(1)宅建業と管理業の違い
①契約まで宅建業、契約後は管理業
②マンション管理士・管理業務主任者について
③不動産業の分類
④賃貸借契約上の宅建業の規制
⑤宅地建物取引主任者の設置と義務
⑥直接行う賃貸借契約取引に規制なし
⑦仲介が得意な会社、管理が得意な会社を見極める
(2)管理委託と自主管理の違い、管理業務の内容
(3)家賃査定の方法
①家賃相場の調べ方
②統計情報の活用方法と注意点
③賃貸住宅の供給調査の仕方
④地域の空室率の試算方法
(4)賃貸条件の決め方
①賃料
②共益費
③管理費
④敷金
⑤礼金
⑥保証金・権利金
⑦鍵交換費
⑧損害保険料
⑨連帯保証人
⑩滞納保証会社
⑪水道光熱費込み
⑫インターネット利用料
⑬退去時クリーニング代
(5)入居募集の基本は募集チラシ
①反応が上がる募集チラシの作り方
②周辺マップで利便性をアピール
(6)早期満室にする為の物件情報公開戦略
①一般募集と専任募集
②募集営業の継続と募集状況の確認
③効果的な入居募集の媒体
④時期別の募集戦略
⑤3月31日までに満室にするテクニック
(7)早期満室にする為のクロージング戦略
①内見者の数と成約率の関係
(8)家賃アップの方法
①家賃アップを実現する具体的な方法
(9)テナントリテンションの追及
①誕生日やクリスマスなどにカードやメールを送る
②季節感の演出
③エントランスに花を飾る
④日常清掃
⑤虫除け
⑥各種工事や点検を通知
⑦宅配ロッカーの設置
⑧駐車所・バイク置場の整備
⑨24時間ゴミ出し可能
⑩防犯設備
⑪ドリンクの自動販売機の設置
⑫通信機器やサービスの追加、グレードアップ
(10)その他の収益アップの手法
①トランクルーム
②バイク専用ガレージ
③コインパーキング
④自動販売機
⑤携帯電話アンテナ
⑥コインランドリー
⑦広告塔
2.賃貸契約の種類と締結方法
(1)一般的な管理委託契約とサブリース契約の理解
①管理委託方式
②サブリース方式
③管理委託の注意点
④管理委託契約の始期、更新、解除
⑤サブリース契約の注意点
⑥賃料保証の種類
(2)賃貸借契約実務の流れ
①入居審査
②重要事項説明書
③賃貸借契約書
④損害保険契約
⑤その他条例の対応
⑥契約金の授受
⑦鍵引き渡し、ポスト番号、入居のしおりなど
(3)更新と再契約
①合意更新と法定更新
②更新と再契約に関わる費用の取扱い
③定期借家契約の再契約
(4)オーナーチェンジ物件における従前の入居者との
賃貸契約の切り替え実務
①契約期間はどのように扱うか?
②契約書を作成しなおすか否か?
③以前のオーナーとの賃貸借契約書がない場合
(5)普通借家契約と定期借家契約
①普通借家契約
②定期借家契約
(6)契約解除と立ち退き実務に関する知識
①普通借家契約
②定期借家契約
③契約解除の実務
④敷金精算方法の種類
⑤敷金(保証金)生産の注意点
(7)賃貸借契約に必要な関連法規の理解
①一般法と特別法
②任意規定と強行規定
③消費者契約法
④個人情報の保護に関する法律
3.賃貸経営にかかわるリスクへの対処法
(1)家賃滞納の対処法
①家賃滞納は税金の計算上は損失ではなく売上
②滞納家賃督促の実務
③家賃不払いに伴う明け渡しの実務
(2)滞納リスクの回避方法
①滞納督促に慣れている会社に管理委託をする
②家賃は口座振替にする
③サブリース契約をする
④滞納保証会社を利用する
⑤少額訴訟で滞納家賃を回収する
⑥長期不在者への対応と残地物の主文について
(3)苦情処理、緊急事態への対応
①生活ルール及び生活マナーの始動
②苦情は2種類に分けて対応する
③空き巣、火災、自然災害への対応
(4)立ち退き実務に関する知識
①立ち退きに関する法律の知識
②円滑な立ち退きの進め方
③立ち退きリスクを回避する方法
(5)火災保険と地震保険
①重要な保険用語
②火災保険について
③保険の目的は建物と家財
④保険金額の決め方
⑤保険料の計算方法
⑥類焼(もらい火)について
⑦出火原因に対応する保険
⑧家賃担保特約について
⑨地震保険について
⑩地震保険の基礎知識
⑪地震保険の注意事項
⑫地震保険に加入すべきかどうか
(6)入居者が加入する家財保険
①主契約は家財保険
(7)入居者にもしものことが発生した時の対処法
①事件が起きてしまったときの対処法
②次の入居者に告知するかどうかの判断
③告知する期間について
④告知義務違反を問われた場合どうするか
⑤裁判の判例にどのようなものがあるか
⑥告知方法を宅建業者とよく検討する
⑦自殺、他殺の場合の損害賠償について
4.コンバージョン、リノベーション、リフォーム手法
(1)原状回復工事実務の基礎知識
①工事の種類
②各工事の基本単価及び見積に関する知識
③リフォーム工事見積もりの見方
④工事費削減とDIY
⑤原状回復工事におけるチェックポイント
⑥原状回復工事にいくらくらいまで費用をかけるか?
⑦室内クリーニングについて
(2)長期修繕計画と修繕費用の積み立て方
①修繕内容、時期、費用を把握する
②具体的な修繕費用(予算)を求める
③修繕計画表を作成する
(3)修繕費と固定資産(資本的支出)の違い
①修繕費とは?
②修繕費が固定資産になてしまうと大変な理由
③修繕費用を全額経費にする方法
(4)賃貸経営におけるカラープランニングの活用
①カラープランニングの基本
②色が人間に与える心理的影響
(5)断熱と結露についての基礎知識
①断熱とは?
②色が人間に与える心理的影響
(6)耐震診断及び耐震改修の促進に関する基礎知識
①建物の安全確保はオーナーの務め
②建物の耐震化の状況
③地方自治体における耐震改修促進計画の策定と助成
④耐震補強診断・工事の流れ
⑤住宅などに関わる耐震改修促進税制
⑥耐震改修工事の考え方
5.入居者の多様化に伴う実務知識の取得
(1)高齢入居者に関する実務知識
①高齢者の人口動態
②一人暮らしの高齢者
③高齢者住宅の種類と特徴
④介護保険が適用される公的入所施設
⑤将来に臨む居住形態
⑥家賃債務保証制度
⑦高齢者が安心して入居できるサービス
⑧高齢者住み替え支援制度
⑨高齢者の入居問題と対策
⑩NPOとの連携による高齢者・子育て対応多世代型賃貸住宅
(2)外国人入居管理実務
①外国人の賃貸マーケット
②在日外国人の実態
③留学生の実態
④外国人入居のメリット
⑤大家が考える外国人
⑥外国人を受け入れている管理会社
⑦陥りがちな勘違い
⑧外国人の集客方法
⑨外国人の入居審査
⑩外国人と連帯保証人
⑪外国人との契約
⑫外国人の管理
⑬外国人の退去
(3)ルームシェアの運営方法
①ルームシェアとは
②ルームシェア拡大の背景
③ルームシェア入居者のメリット
④ルームシェアオーナーのメリット
⑤ルームシェア向け部物件
⑥募集方法
⑦募集条件
⑧契約方法
⑨契約種別
⑩外国人との契約方法
⑪入居後の管理方法
(4)ゲストハウスの運営方法
①ゲストハウスの利用者メリット
②ゲストハウスの利用者デメリット
③ゲストハウスの重要
④入居者の募集
⑤ゲストハウスの貸手側メリット
⑥ゲストハウスの貸手側デメリット
⑦コンバージョン方法
⑧築45年、風呂なし、トイレなしの「老朽アパート」を
「ゲストハウス」に再生した例
⑨契約について
⑩ゲストハウスの管理
(参考資料として)
資料1 住宅の標準賃貸借代理及び管理委託契約書(一括委託型)
資料2 賃貸住宅標準契約書
資料3 賃貸住宅標準契約約款
資料4 定期賃貸住宅契約についての説明
資料5 重要事項説明書(定期借家契約)
資料6 定期建物賃貸借契約書(居住用)
資料7 定期建物賃貸借契約約款
資料8 定期建物賃貸借契約終了についての通知
資料9 トラブル防止と東京都の条例
資料10 誰でもできる我が家の耐震診断